924 Carrera GTR  Le Mans 1982


1982年のルマンに出場したカーナンバー#87の924カレラGTRは、Jim Busby 、Doc Bundyらがステアリングを握り、IMSA GTクラスで優勝、総合でも16位を記録しました。

924は1976年に登場した2リッターエンジンをフロントに搭載するFRポルシェです。1981年には高性能版の 924カレラGTSが50台限定生産され、そのうちの17台は競技用の GTRとして仕立てられました。クーゲルフィッシャー製のメカニカル・インジェクションと、より大径のターボ及び巨大なインター・クーラーにより、カレラ GTRのエンジンは2リッターとしては驚異的な 375馬力以上を発生しました。もともと軽量であった GTSのボディは、薄手のガラスを使用するなど 945Kgまで軽量化され、トップ・スピードは 290Km/hに達しました。924カレラ GTRは市販されプライベーターの手によりルマンなどで活躍しました。

この作品はハセガワ1/24のプラキットを改造したものです。バンパーや前後フェンダーを中心に手を加え、フロント以外のウィンドウは塩ビ板で製作、内装ではロールケージをはじめバケットシートやダッシュボートなどを新造、自作のデカールで Jim Busby らにより1982年のルマン IMSA GTクラスで優勝した車両に仕上げてみました。タイヤメーカーがスポンサーの車両だけに、タイヤは使い放題かと思いきや、24時間のレースでタイヤ交換は驚きの1回のみ。